肛門狭窄も子供の便秘の原因となる
2歳から4歳の子供の便秘の原因のひとつに肛門狭窄(こうもんきょうさく)があります。
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肛門狭窄が子供の便秘の原因になる理由
排便時に痛みを伴うため排便そのものを嫌がるようになり便意を我慢するようになるから
肛門狭窄とは
- 原因はひとつではなく様々ある
- 肛門が色んな原因で狭くなること
- 肛門が狭くなると便が通過し難くなり痛みを伴う
肛門狭窄になると現れる症状
- 肛門狭窄になると小指1本すら挿入できなくなる
※肛門は通常時で人差し指サイズ
※麻酔を使用した状態で指2本挿入可能 - 肛門が狭まっているため便が出にくく、出たとしても細い便が出る
- かたい便や太い便を排便しようとして裂肛(肛門が傷つく)
肛門狭窄になると排便時に痛みを伴うことで、子供にとってはこの痛みが苦痛と恐怖心に変わってしまうことが多いです。
排便自体が怖いものだと思い込んでしまい便意を我慢するようになります。
便意を我慢する頻度が高くなるほどクセになり、徐々に便意すら感じにくくなってしまうことで、 子供の便秘の原因になったり、便秘を悪化させる原因になるのです。
肛門狭窄の対策
- 1週間以上、排便が見られない時は一度病院を受診する
- 便が出ても極端に細いと思われる時も病院を受診する
食事内容の改善ばかりに目が行ってしまい、肛門狭窄のような病気を放置してしまうことも。 余計子供の便秘を悪化させてしまいます。
子供の便秘を悪化させることは便秘の習慣化や長期化に繋がることで、 治療に時間を要してしまい子供は辛い思いをしてしまいます。
そうなる前に食生活で便秘が改善されない時は早めに病院で診てもらうことをオススメします。
ちなみに肛門狭窄を疑う場合は、小児外科を受診するのが適しています。